はじめまして!野村宏です。
それでは私の自己紹介をさせて頂きます。
私は茨城県の農村部の出身です。茨城県は東京から近いにもかかわらず、かなりの田舎です。
私が子供のころの1960年代は、近くに学習塾もなく、もちろん家庭教師などつける子供はゼロで、そもそも大学に行く学生すらきわめて珍しい存在でした。
ただ私は、かなり発想が変わった子供だといわれていました。
たとえば、5才のころ、1から10まで全部足したらいくつになるの、ときかれて
1+9=10、2+8=10、3+7=10、4+6=10、で40で、あと5と10だから55だね
と答えるような子供でした。
普通なら、1+2は3、3+3は6、と順番に足していくのでしょうが、私の場合、1から10までという範囲を全体として見ることで、1から順番に見ていくのではなく「全体をパット見て考える」というのは、大人になってからも私のくせとして残ったようです。
そして小学校、中学校、高校とすべて公立で、塾もいかないので、親にとって教育費の負担は少なかったと思います。普段の勉強も、好きなもの中心でしたが、試験の数日前の集中力はかなりのものでした。
そんなこんなで、高校は地方の進学校で過ごし(毎年東大に4、5名程度入る)、試験前の集中力と科目ごとに全体を見る思考法のおかげか成績は上位で、英語と現代国語が得意科目でしたので、文系のトップ、東大法学部を狙うことになりました。あまりはっきりした動機があったわけではありません。
1975年に東大文科一類(法学部)に入学しましたが、そこでは驚きと違和感がありました。
驚いたのは、一部ですが異常なほど記録力がいい同級生がいたことです。百科事典の隅に書いてあるようなことまで記憶しているんですね。(いまでいうクイズ王の世界です)
その中で、自分はまったく並みの存在でした。ただ全体をパット見て「細かい知識は必要なときに勉強する!」という発想パターンの同級生はいませんでした。(こういう視点で教えてくれる教授もいませんでした)
大学で違和感を持ったのは、教授たち(文科一類ですので社会科学系がほとんどですが)が「とにかく日本人が悪い」という発想が強いことです。日本人は、近隣諸国や少数民族に対して悪いことをしているのだから「反省と謝罪をすることが立派だ」という意識が異様なほど強いんですね。
10数年たって、これは自虐史観でおかしいんではないかと言われるまで、東大の中では圧倒的に多数派だったんです。このなごりが今でもマスコミや一部の政党に残っているんですね。
かなり少数派になりましたが、いまでも諸外国の問題点をまったく考えずに、とにかく悪いのは日本人といっていれば「いいことを言った」と仲間うちの評価は得られるので、この言い方がやめられないのでしょう。
この驚きと違和感で、私は東大ではアウトサイダーでした。そして、法律学が自分にとってどうにも合わない学問であることに気が付きました。
私は趣味に没頭したり、やるべきことが明確な場合は情熱的に取り組む傾向がありますが、やっても意味を実感できない場合には、けっこういい加減に手を抜いてきました。(-_-;)
入学してから気が付いても遅いという話ですが、好きになれないものはどうしようもありません。
もちろん卒業するために最低限の勉強はしましたが、大学時代は、本来すべき法律よりも自分が興味を持った分野の勉強にはげみました。
そして大学卒業後は、学生時代に知りあった資本家の誘いでグアム島のリゾート開発に関わりました。
1980年代後半のバブルの時代です。
初めての仕事で学んだこと
私が主に担当したのは、リゾートコンドミニアムを日本人に販売するために、建物の所有に関する概要書面や管理組合の規約を日本人向けに作っていました。
また現地のリゾートコンドミニアムを担保にした融資制度を作るなど、かなり専門的な仕事をしていました。
バブル期だった日本では、海外のリゾートコンドミニアムを買って、時々遊びに行こうという方がかなりいて、200戸以上のコンドミニアムが飛ぶように売れた時代だったのです。
この仕事は日本人の経験者がまったくゼロの分野で、参考にするものがまるでなく苦労の連続でした。
ただ現地の法令なども全体の体系は日本と同じので、目次さえよく読めば問題になる条文も見当を付けられるようになり、そこを詳しく読めばよいというコツを覚えました。
この時の経験は、その後、新しい分野の知識を得るとき、とっても役に立ちました。
例えば、本ならば最初に目次だけを詳しく読み、ざっと体系を大づかみにして、そのあと必要な個所だけ読めば新しい分野の必要な知識が手に入ります。
「細かい部分まで全部頭の中にいれないと知識として使えない」と考えていると、いつまでたっても使えません。
全体を俯瞰して見た上で、重要なところを優先して頭に入れる、というスキルを身に付けられたのはメリットが大きかったと思います。
このグァム島のコンドミニアムプロジェクトが完了後は、ハワイや台湾のリゾート開発の計画があり、その事業化調査などに関わり、アメリカ系や中華系、華僑系の方々と、いろいろとお付き合いさせて頂くことになりました。
この経験で思い知ったのは、日本人の「人の好さ」です。
もちろん日本人にも悪い人はいますが、とにかく白人も中華系も策略・謀略が多いことです。
愚直な人が多いのは日本人の良さですが、それだけではただ食われてしまうだけです。相手の腹の中、本当に考えていることを見抜き、それに応じた対応が必要なことを思い知りました。
アメリカでも中国でも、策略・謀略(簡単にいえば相手をどうやって騙すかのノウハウ)を教える本が数多くあり、中国にいたってはそれが千年以上のベストセラーです。(36計というのがこれです)
ですから、中国人や華僑の経営者は、ほとんどそれを読んでいると思ったほうがいいです。
私も相手の真意を知るために、そのいくつかを自分でも読みました。
もちろん相手を騙すためではありません。騙されないよう自分を守るためです。
ビジネスでもこれを知らないと危ないというか、日本人は知っておくべき知識なので、折に触れブログでご紹介できればと思います。
もう一つ、アメリカが圧倒的にすぐれていて、日本が大幅に遅れている分野があります。
どちらも頭文字がMなので、2Mとでも言いましょう。
・Management → 組織の効率的な動かし方
・Marketing → 商品を市場に効率的に売り込むノウハウ
この2Mは日本はアメリカに比べ、ゆうに10年は遅れています。
下手すると20年以上の遅れです。この2Mの分野で、アメリカには何人もの天才的カリスマがいて、大きな結果をだすノウハウを生み出しています。
トップ企業の成長力が、日本がアメリカに大きく後れをとっている理由の一つがここにあります。これも日本人は知っておくべき知識なので、折に触れブログでご紹介できればと思います。
その後、1990年に、このコンドミニアムのお客様のお誘いで、その方が経営するアジア系資本のスーパーに移り、経営企画や子会社設立等を行いました。
この会社では「日本人とは感覚が違う!」という場面に数多く遭遇し、その後の私のものの見方に影響を与えました。
とにかくアジア系の方は、なかなか一筋縄ではいきません。
私は今の仕事では東南アジアをメインとしています。なので、この辺の話は具体的にするといろいろ問題になります。機会があったら改めてご紹介します。
知られざるテクノロジーの話し
ここから先は、ちょっと技術的な話しです。スキンケア用の化粧水に興味のある方は必見です。
他の化粧水とはまったく違う化粧水を作る技術なので、少し難しいですが後々役に立ちますので、少し我慢してお付き合いください。
親会社で販売する化粧水の企画開発を行う子会社を運営している際、特殊な水と出会いました。1995年の話です。
この水は、1950年頃に、植物の種の発芽を促進するのは、どんな物質なのかの研究から発見されました。
大学の研究室での話なので、さまざまな物質の水溶液に種を浸け、膨大な数の実験が行われました。その実験の中で、ある種の塩化鉄の水溶液に植物の種を浸けて種をまくと、その成長に大きな違いが出ることが分かったのです。
問題はそのあとです。
種の発芽に良い物質が見つかったら、その次はベストの濃度がどれぐらいかを見つけなければなりません。そこで、その塩化鉄のさまざまな濃度の水溶液を使って、ベストの濃度を見つける実験が繰り返されました。その結果は常識では考えられないものだったのです。
10倍単位で薄めていくと薄めれば薄めるほど良い結果がでて、最終的にパーセンテージでいうと約0.00000000003%という何も検出できないただの水、というレベルの濃度がベストという結果です。
この結果をみて、実験を行っていた研究者は困ってしまいました。
こんな薄さでは、溶かした成分が効果の原因とは言えなくなってしまったのです。でも、何度実験しても結果は同じです。それなのに成分は、ほぼなにも入っていません。
そこでこの水溶液は「神秘の水」とか「魔法の水」とか称され、きちっとした説明がだれもできなかったので「あやしい水」との評判がつき、あまり世の中に広まりませんでした。
ただ農業では、野菜でも畜産でも、生産量が増えたり食味が良くなったり、非常に良い結果がでたので、70年以上新潟県を中心に使い続けられています。
その後、動物によいなら人間にも良いだろうと、スキンケア化粧品のベースに使われ、長年売れ続ける人気商品もでてきました。
私がこの水にであった1995年ごろは「活性酸素が老化の原因になる」という話が、世の中にひろまりつつありました。
活性酸素とは、私たちに絶対必要な酸素が、ちょっと変形すると強力な細胞を壊す力を持つ、いわば毒物に変わる、というのですからやっかいな物質です。
私たちにとって必要なものなのに、一歩コントロールをあやまると危険なものになる、やっかいきわまりない物質が活性酸素なのです。もう一つ偶然ですが、ちょうどこのころ私が得た知識が次の2つです。
- 水自体に紫外線や放射線があたると、水分子が破壊され活性酸素になること
- 水分子が他の分子に引きつけられ、動きが遅くなることがあること
整理しますと、以下の4つの事実が私の前に現れたわけです。
- 成分がなにも検出できないのに、植物にも動物にも成長を促進するハッキリした効果がある水がある
- 活性酸素は私たちがエネルギーを作るのに必要なのに、同時に細胞を傷つけ老化を進める原因になる
- 水自体が紫外線などで破壊されると強力な活性酸素になる「水が私たちの細胞を破壊する材料になっている」(これって結構衝撃的ではないですか?水自体が細胞破壊力をもつんですから…)
- 水分子には他の分子への引きつけられ方の度合いで、動きが早いものと遅いものがある
この時私がひらめいたのが、水自体に紫外線を浴びても活性酸素になりやすいものと、なりにくいのがあるんじゃないか?ということでした。
成分が活性酸素を消すのではなく「水自体が引きつけられ方の違いで、紫外線で破壊されて活性酸素になることが少ない水があるんでは?」という仮説です。
これが「あの何も成分が検出できない水」が、動物にも植物にも効果をあげる原因じゃないのか?と考えたのです。
その後、信頼できる研究機関を探し、これを証明する実験を実施してくれるところを探しました。
なかなかこれという研究所がなかったのですが、ついに東京都の公的機関で実験を受けてくれるところを見つけました。
結果は想定通りというか想定以上で、この農業で使われてきた水は蒸留水にくらべ、紫外線を照射したときの活性酸素の発生率が約半分に減っていたのです。
この水を化粧水や飲料水のベースに採用してくれた会社があり、その会社は堅実なファンを着実に獲得し、現在は順調な成長をとげています。
この会社は「個人を代理店にして商品の販売と代理店開拓をしてもらう」方式をとっています。
私はたまたまこの水に出会い、それを個人代理店方式で販売する起業家と知り合ったことで、この水をその会社に卸すことで大きなリスクを負うことなく、経済的自由人になれました。
この水を事業化することができたのは運が良かったこともあると思います。
しかし、こういった世の中に広まっていない製品を個人代理店方式で販売して成功している人たちをみていて、今後はこのような販売を個人の方がやることによって、経済的自由を獲得したり、年金だけではなくプラスαの収入を得ることが出来れば、日本の年金問題も解決するのではないかと感じました。
私はいくつかの事業を経営していますが、こと日本の年金問題を考えたとき、その対策として中高年の人がリスクを負わずに参加できるビジネスが解決策になるのではないかと注目しています。
そのへんの実態をお伝えし、リスクを極小にしながら経済的自由人となって、生涯現役でいられることの参考になれば私としても望外の喜びですので、これからお役に立つ情報をこのブログでお伝えしたいと思います。