第5計:趁火打劫計(火につけこんでおしこみを働く計)
ちょっと日本人の美学には反する策略です。
人の弱みに付け込んだり、もっとひどい手としては人に弱みを作るよう策略を使って、挙句の果て、おしこみ強盗のように侵略する策です。
でも、これが36計の一つとして、中華系の政治家や経営者の頭にいつもある戦略ですから、こんな策略を仕掛けてこないか注意しておく必要はあります。
一年ぶりの海外出張で感じた違和感
先週一年ぶりに海外出張した際、いろいろと違和感を感じました。
日本語が聞こえない。
まずトランジットで、香港国際空港で5時間も時間をつぶさざるを得なかったのですが、その間、数千人の人とすれちがっているのに、一回も日本語の会話を聞かなかったことです。
日本から4時間ちょっとでこれるこんな場所で、数千人の人の中に日本語の会話をする人がいなかったのは、今までではないことでした。
ちょっと異様でしたね。
二つ目の異変は、食事が高い!
次は、同じく香港国際空港のレストラン街ですが、とにかく高い!
日本人にはためらわれるほど、とにかく食事が高いのです!
にぎり12貫、味も大して期待できない普通の寿司が388香港ドル、日本円にしてだいたい7500円。鉄火丼で約5700円、他にラーメンで2500円ぐらいでした。
日本人には結構ためらわれる値段ですね。
三つめは、日本人が英語で話しかけると驚かれる経験
日本人が英語で話しかけると驚かれる。
今回、出張まぎわに航空券を予約したら、香港経由のキャセイパシフィック航空のトランジットしかとれませんでした。日本から香港までは日本人CAもいて、日本語もときどき聞こえたのですが、香港発のトランジット便では、ほぼ全員中国人!
そんな中で、隣の女性からペラペラと中国語で話しかけられました。私はほとんど中国語が分からないので、Please speak in English. とお願いしました。
すると「You Japanese speak English. 」と答えられました。「あなた日本人なのに英語しゃべるの!」という感じですね。これが一回ならまだしも、トランジット先の国(今、どこか事情で言えないのですが)でも2回、同じことを言われました。
日本語で話しても、ほとんど通じないので英語を使っているだけなのですが、3回もこんな反応を受けると「なんだこれ!」という感じですね。
自虐記事ライターによる日本批判とその問題点
これらの異変は、ネットにあふれる自虐記事ライターには格好のネタなんでしょう。
ネットには、「日本は先進国から落伍」「日本はもう終わり」「日本は後進国」だなどという自虐記事ライターがうようよいます。
彼らの本音を見ていると「日本はもうだめなんだ」と書くとスルドイ指摘をしたと思い、「いいことを書いた」という自己満足を感じるものが多いですね。
それもなんだか、という感じですが、もっと腹の底に悪意を秘めたライターが多いのでは、と私は感じています。「日本はもうダメだ」と書くライターで、では「こうすれば良くなる」という指針を示す人はまずいません。
かって勢いのあった日本を、もう駄目な国だとこき下ろすと、するどい指摘をした、と自己満足にひたっているようです。私に言わせれば「何か解決策を書け!日本はもうダメだ、と書いて何の価値があるの?」です。
これはこれで、ただのツマラナイ連中ですが、私はもっと悪意を秘めた連中がこの中に混じっていると感じています。
悪意を持った日本批判に隠された意図と、その対処法
自虐に留まらない、もっと悪意を秘めたライターがいるようです。
それは「日本人よ、おまえらはもう終っているから、スゴスゴとおとなしくしてな!」という意図で書いているライターです。そう信じてしまって、なにも前に進む手を打つのを止めれば、ほんとうに終わった民族になるでしょう。こういう気持ちになることを狙ったライターがいると思いませんか?
こうなると、相手に弱みを作らせる「趁火打劫計」の可能性も大いにあるのではないでしょうか?
- 日本人が海外にでるのが減った!
- 海外での物価が異様に高い!
- 日本人は英語が話せない!
こんな状況を円安が作っていますが、円安は、輸出を主とする会社や、外国人をお客とする観光業にとっては、自己負担なく大幅ディスカウントをして、売り上げを大幅に伸ばす大チャンスなんです。
円高で海外にでていった企業も帰ってきます。外国の有力企業の日本への投資も増えます。ある意味、自虐なんかに浸っている暇はない大チャンスです。
もし、ライターが自虐が趣味という連中なら無視しましょう。
日本人はもう駄目だ、といって自信喪失を狙う連中なら、その真意を見抜きましょう。あなたは、あなたに訪れた大チャンスをものにすればいいだけです。