電子レンジは身体に悪い?

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高い周波数の電磁波を使った調理器具の弊害

抗酸化物質がなにも溶けていないのに紫外線を照射しても活性酸素になりにくい水があります。それが私が研究している水、製品名「BI活性水」です。

「BI活性水」は、抗酸化物質がなにも溶けていないのに、紫外線を照射しても活性酸素の発生量が蒸留水の半分程度しか発生しません。この水は沸騰させてもまた冷めれば、この活性酸素抑制効果を発揮します。

しかし、抗酸化物質がなにも溶けていないのに紫外線を照射しても活性酸素になりにくい「BI活性水」が、電子レンジをかけると普通の水以下になってしまいます。


野村宏

以前のブログにも書きましたが、水は、紫外線や放射線を浴びると、水分子の耳にあたる水素が切断され、強力な活性酸素になります。

活性酸素を消す力を測定するとされる実験は「水に強い紫外線を照射し、それによって発生した水分子が破壊されてできる活性酸素と、試験薬が結合してできる物質」を測定しています。

水の活性酸素を測定する実験

水分子が破壊された活性酸素(・OH)は、一瞬でとなりの物質から電子を奪い水に戻ってしまうので、これを計るには、・OHと結合して安定した物質になるDMPOという試薬を水溶液に入れ、それと・OHが結合したDMPOOHという物質を計測して、どれぐらいの・OHが発生したかを計ります。

野村宏

この実験を私が研究している水(製品名「BI活性水」)で行うと

成分としてのある種の塩化鉄の濃度が約.00000003%で、・OHの発生量が蒸留水の約50%になります。この結果は、抗酸化物質で活性酸素が消されるから・OHが減っていると考えることはできません。成分濃度が約0.00000003%と検出限界よりはるかに少ない量しかないのに、活性酸素をこんなに消す働きがあるとは考えられないからです。

ところが、この活性酸素になりにくい水を電子レンジにかけると、蒸留水なみに活性酸素が発生するようになります。BI活性水は、新潟県を中心に畜産等で60年以上使われていますし、人間の飲用としても40年以上使われています。ですから、どんな使い方をすれば効果があるかは長年の経験で判明しています。

例えば、お酒を燗にするのに電子レンジを使うと、湯せんしたときと違って、飲んだときの舌のピリピリする感じが中々とれません。人間の舌は意外なほど敏感です。そこで、この舌の感覚が本当にBI活性水の効果をなくしているのか、実験してみることにしました。

BI活性水を電子レンジにかけ、48時間後に紫外線をあて、・OHの発生量を計ってみました。すると、蒸留水を上回る・OHが発生しました。電子レンジにかけて48時間たってもこれですから、BI活性水としての効果は完全に破壊されてしまったようです。

活性酸素になりづらい水

野村宏

活性酸素になりにくい水は、何が違うのでしょうか?

考えられる原因は「水分子の立体構造」です。水分子同士はそれぞれ引き合う力を持ち立体構造を作るのですが、この立体構造が温度や溶けている微量成分によって、整ったきれいな形になったり、バラバラになることがあるのです。

典型的なきれいな形は、水が0度以下になったときできる「氷」です。氷の結晶は、六角形を組み立てたような形をイメージできると思いますが、あの形であれば外部からの壊す力に抵抗できそうですね。似たようなことが、水分子を引きつける力が、他の水分子より強い成分が微量でも溶けていると起こるんです。

これが起きると、水分子が全体として整列したような形になり「構造化」したといわれる現象が起きるんですね。この構造化がある形で起きると、外からの破壊力に抵抗できる力を持っても不思議ではありません。

私が研究しているBI活性水はこれが起こっているとみるべきです。なにも抗酸化物質が溶けていないのに、蒸留水の50%程度しか活性酸素が発生しないのは、こう考えないと説明がつきません。

電磁波を使った調理器具の弊害

野村宏

水を電子レンジにかけるとなにが変わるのでしょう。そこで電子レンジですが、電子レンジは、個々の水分子を無理やり激しく回転運動させて熱を発生させています。これが水分子の全体的な構造を徹底的に破壊します。

構造を破壊された水分子では、蒸留水より活性酸素が発生しやすくなっていても不思議ではありません。私のBI活性水を電子レンジにかけた後では、48時間経過した後でも、蒸留水より活性酸素が多い結果になったことはこう考えるしかないのです。

この結果は、もっと時間を経過させたらどうなるか、等実験をもっとする余地がありますが、活性酸素を明らかに増している、という意味では電子レンジはまったくお勧めできません。電子レンジに限らず、例えば火を使わない安全性を謳ったオール電化によって、ガスコンロをIHコンロにするデメリットは意外なところにある様です。

電子レンジで調理すると、高い周波数の電磁波を使用して食材を加熱します。この過程で、食材の栄養素が壊れたり、変性したりする場合がありますが、食材の水分子の全体的な構造を徹底的に破壊することで、活性酸素を発生させやすい水に変えてしまうというデメリットには要注意です。火を使わないことによる利便性を追求するだけではなく、食の安全性も考えて適切な方法で調理することが重要です。

野村宏

BI活性水に関して詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。

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