新潟県では多くの市町村で、農業でBI活性水が利用されている
あまりしられていませんが、新潟県では非常に多くの市町村で、米、野菜、花、鶏、豚、牛、など非常に幅広い分野で、BI活性水を使うことで、生産物の収量を上げ、食味を改善し、農家の収益をアップが実現しています。
しかも、その歴史は長く1960年代から続いており、もう約60年になろうとしています。
燕市の卵農家の農家直売で人気の秘密
卵農家で特に歴史が長いのは、燕市にある卵農家です。
まず驚かされるのは、農家直売で、卵1個が40~60円という価格で飛ぶように売れてしまうことです。卸し売りに出すと、1個の利益が大幅に下がってしまいますが、農家にお客が直接いらして卵を買っていくことで売り切れてしまうので、普通では考えられない粗利単価になっています。
何が普通の卵とちがうかというと、
- 黄身の盛り上がりが高い → 卵をお皿に割るとすぐ違いが分かります
- 卵の味に臭みがない
の二つです。
産卵率でいうと、鶏が年をとるにつれ下がっていく産卵率の下がり方のカーブが、普通の養鶏場にくらべ、非常にゆるやかになっています。そして、鶏舎を訪れた人はすぐわかるのですが、普通の鶏舎のような鶏糞のくささがごく少ないのです。
燕市の卵農家におけるBI活性水の活用方法とは?
妻有ポークの養豚農家と同じく、卵農家も最初はBI活性水を希釈して鶏の飲用水にしていました。
それで、卵の味・黄身の盛り上がり、産卵率向上、鶏糞のくさみが減る、などの効果が確かめられたのですが、BI活性水のコストが問題でした。
そこで導入されたのが、妻有ポークの養豚農家と同じように、BI活性水を使って焼成したセラミックボールが使われました。
給水タンクに、水1トンあたり5kg程度の活性化セラミックボールをナイロンネットにいれてつるし、そこにポンプでプクプク空気を通し曝気する方法が取られました。
効果はBI活性水の原液を飲ませた場合と同じとはいきませんが、しっかり効果は確認でき、かつコストが大幅に下がったため、事業としては十分にメリットが大きい方法として確立できました。
BI活性水の効果のメカニズム
BI活性水技術を鶏舎に導入した効果としては、以下の4つがあげられます。
- 黄身の盛り上がりが高い
- 卵の味に臭みがない
- 鶏が年をとるにつれ下がっていく産卵率の下がり方のカーブがゆるやか
- 鶏糞のくささがごく少ない
このうち④は、鶏の腸内で悪玉菌が抑えられ、善玉菌が優勢になったためでしょう。BI活性水のもつ活性酸素抑制力が、鶏の腸内での善玉菌と悪玉菌の戦いの場で、善玉菌に有利になる環境をつくったためと思われます。
あと、ポンプによる空気の曝気ですが、これにより飲み水の中の溶存酸素が増えます。乳酸菌のような善玉菌は、溶存酸素が多いと繁殖が促進されますので、これも善玉菌優勢の状況を作るのに役立っています。
この溶存酸素の増加とBI活性水の活性酸素抑制力との相乗効果で、善玉菌優勢の状況が強化されたのでしょう。この善玉菌優位の環境と、活性酸素が抑制されたことによる鶏の体への負担の軽減が、鶏の健康状態を改善し、①~③のような、卵の品質を上げ、産卵率の下落を防ぐ結果になったと考えられます。
結果はウソをつきません。ご興味を持たれましたらお問い合わせください。