キノコ栽培での利益を大幅にアップできる酵素による成長促進
お金を産むキノコの成長をさらに促進する秘策が「酵素」です。
前の記事で紹介しましたが、キノコの成長の速さが、キノコが商品になる速さをもたらし、これがお金を産んでくれます。それなら成長をもっと速くできる方法をみつけ、実行すればもっとお金を産んでくれますね。「SPEED=お金」ですね。
成長を速くするには、キノコが栄養を吸収する効率を上げてあげればよいでしょう。それには、キノコの栄養分となる枯れ木や落ち葉などの木質を細かく分解してあげれば栄養素の吸収の効率が上がり、成長が速くなると思いませんか?
この分解を可能にするのが「酵素」です。
酵素の主な働きは、栄養素を分解して吸収しやすくすること
酵素の主な働きは、栄養素を分解して細かくし、吸収しやすくしてくれることです。
キノコは、植物のように、光合成で空気中の二酸化炭素を使って栄養を作ることはできないので、自然界では、主に枯れ木や落ち葉から栄養を吸収して成長しており、栽培するときは、おがくずなどの培地を作り、そこにキノコの菌を植えこんで成長させるわけです。
こんな木くずなどを分解して吸収しキノコは成長するのですが、その分解のところを酵素によってアシストしてあげれば、キノコがより栄養を吸収しやすくなって、成長が速くなるのです。
但し、酵素には、ものすごく多くの種類があり、キノコ成長促進にベストのものを選ぶ必要があります。酵素が栄養素を細かく分解するとき、実は、分解対象の栄養素と酵素の相性が結構合わないことがあります。
酵素は、特定の栄養素しか分解しないんですね。(硬い言い方で「酵素の特異性」といいます)
ですから、キノコの菌床に使う木質に含まれる栄養素にピッタリの酵素を選び抜くことは非常に重要です。でも、相性がピッタリの酵素を見つけさえすれば、その働きは、他の手立てでは考えられないほど効率がいいのが酵素です。がんばって探してみる価値は大いにあります。
キノコは植物でも動物でもない特殊な菌類でまだわかっていないことが多い
キノコは植物ではありません。もちろん動物でもない。実は、カビなどの菌類の仲間です。
その割に、キノコは大きいですね。この大きな傘のような姿を作れるのがキノコの特徴ですが、他の菌類とはかなり形が違いますね。それもあって、キノコがどうやったら速く大きくなるか、まだわかっていないことが多いんですね。
でも、このことは、キノコがどうやったら大きくなるか、そのメカニズムを発見して実行すれば、ライバル業者に大きな差をつけられることになりますね。結構ユメがある仕事なんです。
キノコ栽培にAIを導入すればさらに差をつけられる
キノコはとにかく成長が速い!ということは、その短い期間の生育条件を常時ベストにできれば、成長に差がつく度合いも大きくなりますね。ここは、AIの登場でしょう。
ハウス内の温度・積算温度・湿度・菌床の水分量・栄養素の量などなど、刻刻とデータを取り、異常値がでたらすぐ自動で対応できるようAIシステムを組むんですね。
いずれライバルもAIは導入してくるでしょうが、最初に大きく差をつけて、業界のスタンダードになってしまえば、簡単にひっくり返されない立場を築けます。
アジアでもキノコ栽培、結構ユメがあります。